2016年06月09日

あの人の暮らし方。

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今月発売の雑誌nidの「あの人の暮らし方。」で自宅を取材していただきました。お話をいろいろと聞いて頂く
中で自分の好きな物やことを見直すきっかけをいただいたなぁと感じている今日この頃。気付いたことといえば、
どうやらわたしという人間は小さな頃から今に至るまで、さほど趣味趣向が変わっていないようだということ。
生まれたのは、昭和50年代(1970年代)。どうやらそのあたりの昭和につくられたモノが醸し出す雰囲気やデザ
インに惹かれる傾向にあるようなのです。ことに建物についてはその傾向にあるといえます。今住んでいるビル
も昭和50年代の建てもの。フーコショップの建物も昭和40年代のものです。小学校の時に買ったデニムのペン
ケースも家の近くの文房具屋さんで購入したもので昭和50年代のもの。そして、昭和モノ好きのわたしは思春期
に入ると日用品の古物いわゆる古道具が好きになりました。ゼンマイ仕掛けの時計やらちゃぶ台やらに憧れてい
た少女時代。大人になったわたしの部屋には各地で買い集められたいくつかの古物の家具が生活をともにする愛
用品として鎮座するようになりました。少女時代に憧れて買った古道具のスツールは今でもお店で相変わらずわ
たしのお尻を支え続けてくれています。自分だけの宝物を探すことに喜びを感じる性格で、近所の古道具屋さんで
物色していたことを思い出しました。取材を受けているときに長く使っているものをご紹介すると物持ちがよいとか、
大切に使っているんですね、とか褒められたりしますが、そうして集まった自分だけのものは結局変わりが見つか
らないものだから、ずっと長く使う愛用品に変わるのだと気付きました。長年生活をともにしてきた愛着のある
モノたち、わたしの生活にすっかり馴染んだモノたちとこれからも共に生活していこうと思うこの頃です。





posted by フーコ at 07:45| フーコのこと